FX検証・実践ブログ

定めた手法で生活に寄り添いながらトレードします。一日当たり30分しか分析時間は取りません。

トレーダーのメンタルを手に入れる。

損失を減らすメンタル

 

なぜメンタルが重要なのか??

勝ち続けるために必要

たまたま一回勝つのは簡単=メンタルは重要ではない

しかし、これからずっと稼いでいくためにはメンタルがとても重要

 

メンタルを安定させるために必要なのは??

優位性のあるルール=これまで学んできたルール、環境認識等も含む

金管理ルール=リスク管理、ロットコントロール

 

メンタルとは?その位置付けは??

投資を行う人間、つまりトレーダーに必要な要素とは?

三つ、ノウハウ・スキル、資金管理、メンタル

この3つが三次元的に同レベルになることが必要。

 

現実的に多くの人間は、手法に重きを置くため、エントリー数が多くなってしまう。

つまり、ポジションを多く取るようになってしまう。

そして、資金管理、メンタルがなっていないため、大きな損失を出しやすくなってしまう。

手法や環境認識ができるようになってきた段階で、資金管理について理解していくことが必要だし、それに伴ってどのくらいの損失に耐えることができるのか?まで考えてメンタルを鍛えていく必要がある。

 

 

2、手法・資金管理・メンタルの関係

トレードの流れ

チャート分析(ライン、インジケータ、チャートパターン)=相場を分析した上でエントリー判断、ロングorショート、様子見

ロットの決定(資金管理)=資金管理を決め適切なロット数でトレードする

エントリー判断(手法、ルールに従ったエントリー)=ルールを守ることの重要性

イクジット(ルールに従って行う)=損きり、利確に関して

 

これらを見ていくと簡単に見れる、しかし、この流れにメンタルが入り込むことによって難しくなる。

その理由は??=結果が出てしまうから。利確は利益、損きりは損失。

 

例えば?

勝った場合楽勝だ!こんなに勝った!自分天才なんじゃね?!

負けた場合負けを取り戻したい!!今すぐ負けを取り戻したい!、なんで自分だけ?自分はトレードに向いてないんじゃないの?

 

これらが原因となって、、

「次のトレードに悪影響を及ぼす」

 

負けを取り戻したいメンタル。

想定どおり行かなかったのだから、目線が外れている。よってもう一度チャート分析をする必要が存在する。

そこでよくわからないのなら様子見の判断を下さなければならない。

しかし、負けているとどうしてもエントリーしたいからここを吹っ飛ばしてしまう。

ロットの決定に関して、さっきの負けを取り戻したいから、ロット数を上げてしまう。

しかし、これは主観的にロット数を上昇させてしまっているため、資金管理のルールに違反する。

 

エントリー判断時の影響

サインが出るまで待てない、負けの影響でエントリーに躊躇してしまう。

エントリーに躊躇してしまうのがまずい。本来ならベストな位置なはずなのに躊躇している状況。

こうなると、相場が動き出してから飛びつき、みんなが利確してしまうためまた狩られてしまう。

また負ける。

悪循環に陥る。

 

じゃあどうすれば良いのか??

次で主観的な気持ちを持つ必要のなさを理解する。

 

 

3、確率と期待値

なぜ心理的変化が起きるのか?

FXを確率と期待値に支配されたゲームだと理解していないから。

理解すればメンタルの保持につながる

 

どうすれば理解できるのか?

例えば、数学の問題で出てくるようなものでいうと、、

500円の絵柄のある方を表、数字のある方を裏とする。

一回投げるごとに、表が出たら+2ポイント。表が出たら-1ポイントというルールでゲームを行う。

この場合、勝率は50%である。

 

これをやるかやらない尋ねられた時、一般の人はどう答えるか?

=「ずっと続ける」

直感的にも利益が出やすいゲームであるから。

そして、コインを投げるという試行は、一回一回の結果が次の結果には作用を及ぼさない。

裏が出たから裏が出るわけではないし、表が出たから表が出るわけではない。

試行に関して一回一回の試行は他の試行に影響を及ぼさない。つまり、試行は独立しているのである。

そして、試行回数を増やすことによって勝率は、この場合であれば、50%に限りなく収束する。

 

 

なぜFXだと確率思考になれないのか?

コインゲームの場合は、勝率が50%であることが直感的にも実際にも明らかであるから。

→FXは明らかにわかるとは言えない

 

試行回数の違い

多く回数を重ねないと、勝率や期待値はバラついてしまう。

 

ではコインゲームを3回しか行えないという制限をつけるとどうなるか?

試行回数を増やすことで、勝率・期待値にどの程度の影響が出るか?

 

コインゲームを行うことで考えうる結果

1=勝ち、0=負けとする

111

110

101

011

100

010

001

000

 

勝つ回数

3 1/8

2 3/8

1 3/8

0 1/8

これで考えれば、利益が出る方が、7/8である。

 

同様に5回行った場合 2**5通り考える必要がある。

勝つ回数

5 1/31

4 5/32

3 10/32

2 10/32

1 5/32

0 1/32

 

つまり、試行回数が増えれば増えるほど、将来的に収支的な利益は大きくなる。

31/32で利益が出るからね。

 

ここで、コインゲームが、ポイントではなくて金銭が絡んでいたらどうか?

途中でやめる人間はいない

→勝ってもも負けても、収支は+になるから確率が高いから。

 

勝っても負けても気持ちにブレがなくなる。

連続で負けようが、期待値が+であると理解できているから

連続で勝つのも負けるのも当然、確率的にありえるから

 

FXもコインゲームと同じ、確率と期待値のゲームである。

そして、この理解からリスクリワードの重要性。

これが悪化すると、優位性が高くなくなってしまう。

 

=負けてもいいし、連続で負けることもある。反対に、連続で勝つこともある。ただそれらの試行が次のトレードの影響を及ぼすことはない。

それぞれの試行は独立であるから。

 

だから確率的に考えて問題ないし、FXは確率と期待値に支配されていると言って差し支えない。

 

 

4、ルールが守れない理由

実際のトレードで誰もが陥ること

=それは「ルールが守れない」ということ。

 

代表的な事例

ロスカットができない=損失を確定できない

ターゲットまで待てない=すぐに利確してしまう=この前のトレードでやってしまった

エントリーができない(怖い)

 

これらは併用してしまうことがある。

つまり損小利大加羅遠ざかってしまう。

 

ルールが守れない理由。

信念の存在

信念とは??

人間の深層心理に存在する行動の原理

 

自分が成長する過程で、周りの人々から刷り込まれてきた情報を元に、こういうことをしてはいけないんだ、

という信念を持つ傾向がある。

特に、日本人には顕著だが、「間違えてはいけない」という信念を形成してしまうことが挙げられる。

テストなどでも明らかだよね、、

 

これをFXに置き換えるとどうなるのか??

FXで負けること=間違え」と認識してしまう。

 

本来の間違えとは何か?・

社会一般に言うところの間違えとは、将来同じ過ちを起こさないように改善できること。

しかし、FXは確率と期待値におゲームなので、負けることを気にする必要はない。

 

ロスカットができない理由

間違えたらダメという信念→FXで負けることは間違い間違えたくない、あ、ロスカットしなければいいんだ!そうすれば間違わない。

という思考を持ってしまうから。

 

どうしてルールを守ることができないのかについて確認してきた。次は、それらを分かった上でどのように行動すれば良いかを確認していく。

 

5、「ルール」を守るには?

つまるところ、信念を入れ替えてしまえばいい!

間違えたらいけないという信念を、間違えてもいいんだ!という信念に変えてしまえば良い。

 

新しい信念とは??

「損きりは間違いではない、たとえそれが相場感的に間違いでも構わない。その場合はその経験を次に活かせばいいだけ」

 

旧信念と新しい信念の共存

信念は一度持ったらなくならない

ただし、信念の割合に関して、新しく獲得した信念を自分の中で割合の大きなものにしてしまえばいい。

 

そのためにどうのような行動をするべきか??

一回一回の行動で新しい信念に基づく行動を自己肯定する。

これを繰り返すことによって、新しい信念を大きくし定着させる。

 

ロスカットを行うたびに、「ロスカットは正しい行動だ」「間違ってもいいんだ」と、言葉に出していく。

このように新しい信念に対して肯定的な考えを持つようにする。

 

そして、ゆくゆくはそれを自分の行動の信念にする。成功者は失敗を恐れないし、適度なリスクを取っていることを把握せよ。

 

6、「ルールが守れなかった場合の考え方」

5では入り口の話。ここからは言い聞かせているのにも関わらず、守れなかった時の考え方。

 

ルールを破ってしまった場合

「損きりしなかった自分を責める」「なんで俺は守れないんだ!なんでルールを守れないんだ!」=間違いを犯してしまった俺はダメなんだ!

この考え方はいけない、なぜなら旧信念の評価をしてしまっていることと変わらないから。

ここは、損きりをしなかった。ことにフォーカスしている。

 

ではどう考えるか??

ロスカットしたら、、

ロスカットをすることが正しい行動だが、自分はまだ発展途上なんだ。だから今回はできなかったんだ。

=近い将来、ロスカットを行う正しい行動ができるようになるんだという評価につなげることができる。

ここは、損きりは正しい。ことにフォーカスしている。

 

 

ターゲットまで待てない時

「今はないものを、「あるもの」として認識してしまっているから」

例えば、パチンコとおんなじ。

含み益を持っている時に、金額的な動きを見てしまって、これだけあれば牛丼が何杯も食べられるなあと考えてしまう。

この含み益を、まだ利益として確定していないのにも関わらず、あるものとして考えてしまう。

なんども書くけど、まだ利益でないのにも関わらず、あるものとして認識してしまっている。

 

これはアルバイトとかの給料にも言える。

「ああ、給料が5日後に振り込まれるから今はお金を使ってしまってもいいや」

5日の間に何が起こるのかわからないのにも関わらず、その給料が自分の利益だと思い込んでいる。

もしかしたら会社が潰れるかもしれない。とんでもない震災が起きてしまうかもしれない。

自分の手元に入るかわからないのにも関わらず、それが自分のものであると無意識に考えてしまっている。

 

 

エントリーができない理由

エントリーに恐怖を感じている状態。

このスパイラルに陥ると、怖いことが怖いという心理になり増幅する。

 

エントリーが怖いってどういうこと??

=想定の損失が怖い

 

これまで勉強してきたロット管理手法で考えればいい。損失は金額的にいくらとなるのか?

例えば損失が1万円だったとする。この損失が怖いのか??

 

もし怖いのであれば、ロットを下げるべき。これはオーバーロットになっている。

だからロットを下げればいい。

だったら5千円ならどうか?怖くない。それならロットを半分に下げればいい。

それ以上の損失は存在しないのだから、恐怖を感じる必要はないよね?

 

本当に意識するべきなのは、「淡々とルール通りトレードしようね」っていうとてもシンプルなことでしかない。

 

最後に、、

メンタルの問題は人それぞれ

 

最も重要なのは、何度もいうが

「ルール通り淡々とトレードすること」

ほぼ全ての問題がこの信念に帰着する。ルール通りにできない場合、ルールではなくて、他の要因を考えていくことが必要。